7: ◆oU/2O5ujGod.[saga]
2014/04/15(火) 21:52:46.83 ID:xeDoUd6f0
少年「…ねえ?」
父親「ん?」
少年「なんでぼくは魔法が使えないの?」
父親「そりゃあ我が一族に魔力を秘めた人間が一人もいないからだよ。血筋だ血筋」パク
少年「彼女の両親も魔法は使えなかったよ? 聞いたんだ」
父親「もともと魔力があっても魔法として練るのに力がなかっただけじゃないか」モグモグ
少年「魔力があっても誰でも使えるわけじゃないの?」モグモグ
父親「ああ、でもたまに才能に恵まれて、魔法が使える子供が生まれたりもする。めずらしくもないさ」モグモグ
少年「でも、それじゃあおかしくない? 彼女の魔力が説明できない」
父親「"だったら両親もかなりの魔力を秘めてたはず。それが魔法が使えないのはおかしい…"というか? 我が子ながら知恵が回るな」ポン
少年「うん///」
父親「まあ、そうだ…、実は俺も彼女のことが気になったから調べたんだが…、
そしたら両親とも一族代々この街に暮らしていて、だれもそんな片鱗を見たことがないらしい」
少年「じゃあ……、どういうこと?」
父親「ふふ、難しい話だったな。お前もわかるように結論から言うと、『神の神託を受けた』これしかあるまい」
少年「しんたく…?」
父親「要は神様に特別な力を与えられたっていうことだよ」
少年「へえ、じゃあやっぱり少女は本当にすごいんだ!!」
父親「…そうだな。だが、それはあの子が望んで得たものなのか…、それとも…。…すでに気づき始めてるやつもいるし…」ボソ
少年「?」
父親「いや、なんでもない。さあ、食事だ食事。おかわりは?もっと食え」グイ
少年「もう食べてるよお…」ゲプ
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