1: ◆h894TYD8msVH[saga]
2014/04/16(水) 19:08:15.27 ID:1UsZU+mE0
男「今日の放課後、女さんに告白する」
友「ふーん、よかったね」
生返事だった。
ここは昼休みの屋上。
友は俺の話に興味がなさそうに、弁当のから揚げを口に頬張っている。
いや、そうじゃなくて……
男「おい、他になにか言うことないのかよ。もっと、こう、思いやりのある一言をだな……」
友「がんばれー、応援してるー」
男「……心がこもってませんな」
友「だってその台詞聞いたの、今日で八十五回目だよ。いいかげん馬鹿らしくもなってくるさ」
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2: ◆h894TYD8msVH[saga]
2014/04/16(水) 19:10:17.77 ID:1UsZU+mE0
男「し、仕方ないだろ!なんたって一年以上の片思いなんだ。少しぐらい臆病にもなる。つーか、よくもまあ、律儀に数えたな?」
友「暇だったから」
男「よくわからん……」
3: ◆h894TYD8msVH[saga]
2014/04/16(水) 19:12:30.27 ID:1UsZU+mE0
男「と、友達を見捨てるのか。この薄情ものー!」
友「…………」
すると、友はゆっくりと振り返って、ジーッと俺の顔を見つめた。
4: ◆h894TYD8msVH[saga]
2014/04/16(水) 19:16:08.16 ID:1UsZU+mE0
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5: ◆h894TYD8msVH[saga]
2014/04/16(水) 19:19:46.17 ID:1UsZU+mE0
男(たしか……2―Aの友だったな)
美形で成績優秀、しかもけっこうな変わり者。
目立つのは当然のことだった。
6: ◆h894TYD8msVH[saga]
2014/04/16(水) 19:22:09.45 ID:1UsZU+mE0
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7: ◆h894TYD8msVH[saga]
2014/04/16(水) 19:26:03.16 ID:1UsZU+mE0
予鈴が鳴る前に俺は教室にもどった。
自分の席に座ると、隣の席の幼馴染が嫌味っぽく話しかけてきた。
幼馴染「ずいぶんと、遅かったのね」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/04/16(水) 19:27:36.86 ID:K5OcoFVq0
なんか友妹ちゃんの正体の予想ができたような……
9: ◆h894TYD8msVH[saga]
2014/04/16(水) 19:30:20.27 ID:1UsZU+mE0
女友「はろはろー!そこのお二人さん。今日も仲がおよろしいことでー」
男友「うぃーっす」
男「おまえら……」
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