過去ログ - 女賢者「人間、ということ」
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31:唯野 ◆xM1rhmOJvo[saga]
2014/04/21(月) 19:39:40.80 ID:DHzXarPJ0
──司会の掛け声で現れた二匹。



 右は、冴え渡る剣術で他を圧倒し、女ながら準決勝まで残った銀髪エルフ。

 足や腕に火傷の跡や切り傷が見えるが、痛そうにする素振りは見せず、銀色の艶やかな髪を後ろに結び、女賢者にウィンクをする余裕まであった。



 左は、魔獣の皮で作られたローブで顔が見えず、女か男かで議論を呼ぶ剣士。

彼(彼女)の戦闘スタイルは多くの魔物の眼球に焼き付けられ、深く印象付けた。

 剣士はただ静かに、銀髪エルフを睨みつけている。





──両者は徐々に殺気を抑えられず、闘志を剥き出しにし始めた。





 そして司会のアンデッド族の男は、声高らかに宣言する。





──「では、準決勝Aグループッ! 試合開始ィ!」


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