過去ログ - 少年「おまえなんか勇者じゃない!」
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56: ◆oU/2O5ujGod.[saga]
2014/04/18(金) 23:50:59.11 ID:9E9x+6ot0



国王「おお!! では私の願いを聞き入れてくれるのか!?」

兵士長「はい! 今の状況なら、勇者もそして私の息子も家族としてやっていけるでしょう!」

国王「うむうむ! すまなかった! 本当に助かるぞ兵士長殿!!」

兵士長「いえ…。国王様のお考えは正しいです。今の勇者に必要なのは、教育よりも人の温もり、家族を知ることです」

国王「うむ…! 多忙の私ではそれを叶える事ができなかった。苦肉の策とはいえ、本当にすまぬお願いをしてしまったな…」

兵士長「大丈夫です。同じ考えの者は国王と私だけではありませんでしたから。彼女がいれば、母親の温かみも知ることができましょう」

国王「おお! そうなのか!? そなたそこまでこの国のために…!!」グス

兵士長「いえ…。お礼なら彼女…、いや副長に申してください。 彼女は本当に良くやってくれています!」

国王「副長か…。うむ。彼女のことは是非覚えておこう! 今度ここに連れてくるがよい!」

兵士長「かしこまりました。彼女も光栄でしょう!」


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