141: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/20(日) 01:14:03.09 ID:uoXohu1B0
彩人「そういう行為に一体どんな意味があるのさ」
彩人「運の奔流に立ち向かえると思ってるのかな」
彩人「運命の翻弄に立ち向かえると思ってるのかな」
彩人「ほんと、愚かだなぁ」
一歩、彩人が踏み出す。
合わせて俺様は一歩下がる。
視界が白く染まった。
金髪「っ!?」
窓ガラスか、鏡か、とにかく何かに反射した陽光が俺様の目を穿ったのだ。気づくのに一秒を要し、次に目を開いた時には既に眼前に橙色が迫ってきている!
距離が。距離が距離が距離が、
金髪「近ッ!」
彩人「滑って転んで死んじゃって?」
か弱い力が俺様に加えられる。とん。まさに子供のお遊戯染みた。
しかし、目の前のこいつは「棚から牡丹餅」。世界のすべてはこいつのために回っていることを疑いやしない狂人。
遍く事象がこいつの味方。
「『弱肉強食』ゥウウウウウウウッ!」
ガラスを突き破って飛来してくる黒い影。一瞬の邂逅でそいつは俺様の左腕を喰いちぎっていく。
激痛と飛沫が視界を蝕む。
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