154: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/20(日) 12:40:32.23 ID:D8toTj0A0
会計「大丈夫?」
金髪「なんとかな」
会計「そう。それじゃあ」
姿が消え、次の瞬間には彩人へと躍り掛かっている。金属バットを振り回すが、不幸にも空き缶を踏んづけて転んでしまっていた。
そんなよそ見をしている間に正義が切迫する。
木刀の乱打。乱舞。必殺の一打は全て俺様の頭部を狙う。無論そんな単調な攻撃がいつかあたると期待しているバカではあるまい。だから、きっとこの攻撃は、何かの布石のはず。
と思った傍から、来た!
振り抜いた瞬間木刀を投げ捨て――幾分か身軽になった体で、こっちに突っ込んでくる!
身を屈めたその刹那、俺様の視界から「悪即斬」の姿は消失する。ぞくぞくとした焦燥感が湧きあがってくるが、混乱はしない。
意趣返しだろうか、金的狙いを回避して、カウンターで顔面へと膝を叩き込む。
驚異的な反射神経で「悪即斬」は顔を逸らした。首筋へめり込んだ膝を、しかし一顧だにせず、脚ごと俺様を掴んで頭突き。
鼻っ柱が折れた。それでも目を瞑らなかった自分をほめてやりたい。この位置関係では、俺様の視線をこいつは知れない。
無防備の側頭部に!
拳を叩き込む!
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