175: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/22(火) 14:02:58.75 ID:BKn3hKU/0
会長「安心しろ花園。落ち着け。何があっても俺がお前を守る」
会長「俺はお前の盾だ。安心して、あいつを斬り殺せ」
心の中にぽっと灯がともったみたいに、雲の隙間から太陽が顔をのぞかせたみたいに、一気に体温が上昇する。
心のエンジンが回る。
妹「わかっ――」
木刀。
会長「花園ォッ!」
お兄ちゃんが即座に盾に変身。骨の軋ませる音を響かせながら、それでも全身全霊で花園のことを守ってくれる。
返す刀で一閃。反射的に、今度は花園が刃へと変わる。
それまで頭があった位置は虚空になって木刀は空を切る。意趣返しだ。そして反撃の一手でもある。
脇腹ががらんどう。
この距離なら外さない! 木刀で断ち切られるより先に、花園の刃が肉にめり込む!
会長「花園! 後ろ!」
うし、ろ。
金髪「こっちこっちこっちだぜぇっ!」
言葉が意識を経ずに身体を動かした。木刀男を牽制しながら背後に刃の雨あられをぶちかます。
先ほどまで戦っていた金髪。それの腹部が爆ぜて飛んで、上半身と下半身に分離する。
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