過去ログ - 少女「有言実行、しましょうか」
1- 20
217: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/29(火) 17:13:26.54 ID:5HLYTs2y0
―――――――――――――――――――――――――――――

 目が覚めた途端カーテン越しの陽光に目を細めました。開くまでもありません。今日は快晴。いい気分。布団でも干したくなります。
 折角の休日に天気がいいと気分も晴れやかです。これも日ごろの行いがいいからなのでしょう。有言実行。嘘をつかない私の善行を、神様も見ていてくださるはずです。

 とはいえ確たる予定があるわけではありません。まぁアーケードの方をぶらぶら散歩するのもいいでしょう。あくせく生きるのは性に合いませんから。

 お母さんと一緒に朝ご飯を食べ、ニュースを見ます。不穏なものは少ないでした。

 今日はどこかに行くの? と聞いてくるお母さんに、アーケードの方に行くかもと返します。じゃあついでに買ってきてよ云々の会話をして、私は自室に戻り、支度をはじめました。

 パジャマから私服へ。ブラをつけ、鏡で肌の調子を確認。……よし、にきびはできてませんね。
 髪の毛に櫛を入れてお着替え完了。ポシェットに必要なものを入れて自転車に飛び乗ります。

 脚を回せばぐんぐんと世界が後ろに流れていきます。
 気持ちいい。

 アーケードはしかし、残念ながら歩行者天国。自転車は駐輪場に止めなければなりません。

 と、視界を原色がよぎりました。

「すげぇ」

 思わず呟いてしまいます。

 てくてくとこちらに緑色が近づいてきます。同じく緑色の自転車を、私のそばに止め、さっとどこかへ行ってしまいました。
 こんな地方都市にもあんなおしゃれ上級者がいるんですね。

 さて。気を取り直して。
 今日は何を買おっかなっ。

――――――――――――――――――――――――――――



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
235Res/273.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice