34: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/17(木) 22:38:34.54 ID:iWvh8kZB0
不良A「最近付き合い悪くない?」
不良B「あんたが真人間になれるよう、ウチらが手伝ってやってんじゃん」
不良A「そーそー。友達料金ってやつでさぁ」
不良B「金がねぇならウリでもやって金稼いで来いや!」
踵の踏み潰された、裸足で穿かれて水虫の温床になっているであろうローファーが、私のつま先をぐりぐりとやる。
不良A「ま、あんたみたいなキモオタ、誰も買わないと思うけどね」
不良B「顔も体も性格も、いいところひとっつもないもんね。ぎ、ん、じ、ま」
ブタらの手が私の肩にかかる。
私の体に。
薄汚い手で! 下等な生物が!
黒マント「触るな!」
ガラスの砕ける音と鈍い音がした。一拍だけ間をおいて、ごとん、と赤に塗れたモノが足元に転がる。
手首から先だ。
うぎぃいいいいいいいやああああああああ!
耳を劈くブタの声。心も顔も醜けりゃ、声まで醜いとは実に、実に救いようがない。
黒マント「『黒光纏いて優雅に踊れ』」
ガラスを突き破って包丁が、ナイフが、夥しくブタの体に突き刺さっていく。そのたびに一際高い鳴き声をあげて、地面にスタンプを押しながら転げまわる。屠殺のシーンを思い出した。
残るもう一匹は腰を抜かして立てそうになかった。じわりじわりと地面に広がっていく、血ではない染み。失禁したのだ。ガキか。
汚い。
死ね。
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