47: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/17(木) 23:38:55.41 ID:vq3mQqnr0
??「あれ、わからない? 底辺校なだけあるね。頭が悪い」
いや、わからないはずがない。嫌な予感がしたのだ。そちらに脳のリソースがとられて、うまく考えられないだけなのだ。
ずっと私は手のひらの上だったのか?
黒マント「狙撃者をけしかけたのはお前かっ! 『天網恢恢』!」
用済みになったから。
真偽はともかく、与えられた情報を元手に襲う類の人間がいることは、なにより私が一番よく知っていることじゃないか!
斡旋者、仲介人、死の商人。『天網恢恢疎にして漏らさず』を喩えるならこんなものだろう。
怒りがふつふつと沸いてきた。馬鹿にしやがって。
黒マント「てめぇも私を馬鹿にしやがって!」
??「違うよ」
極めて愉快そうに天網恢恢は言った。
??「私が、狙撃者だよ」
??「ちょっと顔を上げてごらん」
ちょうど信号機を渡りきったところで、青から赤に変わったところだった。
見上げれば、一階にコンビニが入ったアパートがあって、その屋上に、
携帯電話を持った、女子が。
ライフルのようなものを持った、女子が。
私と視線を合わせると、手を振った。
黒マント「『黒光纏いて優雅に踊れ』ゥウウウウ!」
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