55: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/17(木) 23:49:22.77 ID:vq3mQqnr0
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六時間目の終了を投げるチャイムが響いた。歴史の教師は板書を辞め、教科書を一瞥してから「次回はこの続きからやるぞ」とだけ言って、鷹揚に教室を後にする。
友人「体調大丈夫?」
友人が聞いてきたので私は頷いて胸を張る。夜更かしが祟ったかな、なんて嘯いて見せたりもした。
友人「ね。なんか甘いもの食べたくない?」
腕章「またパフェ?」
友人「うん!」
大きく友人は頷いた。女の子らしい私服がひらひらと揺れる。あたしのスカジャンとは大違いだ。
腕章「太るよ」
友人「食べても太らない体質だから」
腕章「こないだ体重増えたって言ってたのはどこのどいつだ」
友人「あれはおっぱいのぶんだし!」
腕章「そうだったっけ」
あたしは手帳を見て、
腕章「あぁ、そうだね。CからDに……」
友人「具体的に言わなくてよろしい」
チョップが一発。ぐえ、と大袈裟に声を出してやった。
周囲の男子生徒が聞き耳を立てている。うーん、やっぱり気になるものなのかな? 男の子としては、おっぱいとかは。
話を切り替えるために咳払いを一つ。
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