過去ログ - 【Vシネ版】 京太郎「……変、身ッ」 【仮面ライダー】
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471: ◆rVyvhOy5r192[saga]
2015/01/11(日) 23:06:37.81 ID:6aAr+py4O


 しかしこれらはそもそもが別物だった。

 ――そう考える方が、この場合は正しい。

 彼女が仮面ライダーWを探しているのと、彼女が哩と姫子のファンだというのは別の問題。

 ならば、何故彼女は姿を消していたのか。

 そして、仮面ライダーWを探していたのかなんて、決まっている。


「じゃあ、他にも図書館を探してれば……この時間なら、多分どっかで見つかるはずだ」

「図書館……先ほどからよく判らないのですが、図書館に何が?」

「あー、まー……その辺はちょっと説明しづらいんだけど……」

「学校を休んでまで、調べ物ですか。……そんな風な娘には見えませんでしたけど」

「色々事情、って奴なんだよな。……とにかく、無事ではいるけど青山士栗は危険な位置にあるって考えてくれ」

「……判りました」


 昼間に出歩いていたのは、その時間帯しか図書館が開いていないから――だろう。

 彼女は助けを求めていたのだ。仮面ライダーに。

 身を隠していることから言うまでもないが、彼女は己がファントムに狙われていると知っている。故に身を隠し、そして……ライダーへと助けを求めた。

 放課後を選ばない理由は、自分の目撃証言を可能な限り抑える為だろう。


 身を隠したのはファントムから逃れる為。

 そして彼女が、己がファントムに狙われていると知りながらも肉親を残していった理由は――。




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