過去ログ - もし現代に艦娘が舞い降りたら。side:加賀
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4:トラック提督
2014/04/21(月) 22:49:38.56 ID:g4E+iSMb0


俺は駅から庁舎まで片道5分の長い長いシルクロードを歩き終え、庁舎玄関のドアを開ける。冷気。最高だ。ああ、もう死んでもいい。

「おはようございます、提督」

極上の脱力感に身を委ねていると、横から声を掛けられた。

「今日は随分と早かったんですね。まだ午前中ですよ。」

栗色でロングストレートの髪におっとりとした目元口元。白い上衣に赤い袴の弓道着の装い。声の主は赤城だった。

「ああ、単に事務連絡だったからな。このくらい電話で欲しいものだ。赤城はどこ行ってたんだ?」

「えっ?!わ、私ですか!ええと、食d……中庭を散歩していました。」

嘘こけ!誰が好き好んでこの灼熱の炎天下の中を散歩すんだよ!

「これから執務室へ戻られますか?」

「ああ、そうだよ。」

「では、ご一緒します。」

なんでだよ。何故ついてくる。

「今日も猛暑の中ご苦労様です提督。あ、カバンお持ちしましょうか。」

うわ、キモい。

「……本音は?」

「お菓子をください。」

ですよねー。そうだと思いましたよ。俺が本省に呼び出される度になんか買って帰っていたらこのざまである。本当に食べ物には目がないやつだ。そういうところも、そっくりだけどな。

「はい、これ」

と駅前で買ったチョコ菓子を与える。

「わー、ありがとうございます」


これはちょっと可愛い。うん。





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