過去ログ - もし現代に艦娘が舞い降りたら。side:加賀
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55:トラック提督
2014/05/04(日) 00:05:50.37 ID:YNueW5aV0


「私が見たのは今までに2回、でも加賀さんはそのうちの1回しか覚えていないようですが」

「そ、それは私が話を聞いてもいい案件なんですか?」


実際の戦闘の話となると何故か身構えてしまう平和国家の公務員である。


「ええ、構わないですよ。いつかあなたの耳にも入ることですし、まずは1回目、それは2週間前ですね」


いつか俺の耳に入る?意味深発言が連発している。そんなことより2週間前というとマミヤさんが通訳を始めたとか言ってた時期とかぶるじゃないか。


「そうですね、我々が加賀さんを発見したまさにその時です。」


通訳を始めたってそういうことだったのか。加賀さんが発見された時、それは気になる。


「2週間前の夕刻、我々の軍事衛星がミッドウェー諸島近くの領海に不明艦を発見したんです、全長は700フィート、いえ200m以上。とてつもない大型艦でした。」


200m以上の大型艦を領海に侵入されるまで気づかないものなのだろうか。


「もちろん、ミッドウェーと言ったら一番近いのはここの基地なので、直ちに戦闘機をスクランブルさせ戦闘艦を緊急出港させたそうです。」

「あの、話の途中ですいません。アマギさんはここの基地にいたんじゃないですか?」


ここの職員をしています、とか通訳とか言ってなかったけマミヤさん。


「いえ、その時はジョージ・ワシントンに乗艦していました。空母ですね。」


ジョージ・ワシントン。米海軍で唯一、米国外に活動拠点を設ける原子力空母。職業上よく知っている艦だった。それに乗艦していたとは、この人、本当にただの職員なのか。


「知ってます。横須賀基地に配備されている艦ですよね。」

「そうです。第7艦隊の一部になりますね。その当時我々は、ミッドウェー島の300km南を横須賀に向け航行している最中で、不明艦発見の一報もジョージ・ワシントンに逐一情報が寄せられいつでもスクランブルが出来る準備が整えられていました。」


両手を腰の前で握り加賀さんを見ながらマミヤさんは続ける。


「そして、我々にも出撃命令が出たのです。ナイトホーク、えとヘリですね。」


そこは戦闘機では無いのか。


「我々に出撃命令が出るということは、それなりに事態が逼迫しているという状況ですので仮にその不明艦が敵戦闘艦であった場合は戦闘機を飛ばすはずです。ですが、その時のオーダーはヘリ、しかも、戦闘関係ではなく要救助者の救出という内容でした。」





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