過去ログ - 久「咲は私のことが好きなんでしょう?」
1- 20
156:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/07(水) 21:32:38.25 ID:TsDuw3GQO
続きキター!
華菜ちゃん咲ちゃんにベタ惚れだし!


157:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/07(水) 21:32:58.72 ID:o8NHNpi30
華菜「はあ?駄目に決まってるし。折角咲も落ち着いてきたってのに」

アパートの扉に寄り掛かりながら華菜は和を睨み付けた。

しかし、牽制するような華菜の剣呑な雰囲気に臆することなく和は静かな眼差しで華菜を見つめ返した。
以下略



158:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/07(水) 21:37:18.87 ID:o8NHNpi30
華菜「……なんだよあれ」

まこ「和なら大丈夫じゃ」

華菜「全然大丈夫には見えないし!」
以下略



159:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/07(水) 21:41:37.59 ID:o8NHNpi30
和は咲に恋をしている。高校時代からずっとだ。

咲が例え他の人を見ていようと構わなかった。

自分のものにしたいと願った時期もあったけれど、今はただ咲が幸せであれば良い。
以下略



160:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/07(水) 21:46:07.11 ID:o8NHNpi30


*****


以下略



161:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/07(水) 21:50:28.49 ID:o8NHNpi30
最初は団地を走っていた。次いでビルの立ち並ぶオフィス街を。

街中に出ると適当なカフェに自転車を止めてふらりと立ち寄ってみる。

食欲はなかったけれど和は何も言わなかった。
以下略



162:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/07(水) 21:59:10.22 ID:o8NHNpi30
徐々に日が傾き、太陽も低くなってきた。

そのまま道路沿いを走ってトンネルを抜けるとそこには森林公園があった。

咲「わあ…広いね…」
以下略



163:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/07(水) 22:01:38.69 ID:o8NHNpi30
咲「……和ちゃん、ありがとう」

和「何のことですか?私はただ咲さんにデート付き合ってもらっただけですよ。むしろ私がお礼を言いたいくらいです」

咲が楽しんでくれたなら自分も嬉しい、と言う和は昔から変わらない。
以下略



164:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/07(水) 22:04:53.56 ID:o8NHNpi30
咲「…っふ、…う、…っ」

啜り泣く声にビクリと身体を揺らした。

ドアの向こうから聞こえる押し殺すような嗚咽が咲のものだと気付くのに時間はかからなかった。
以下略



165:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/07(水) 22:09:35.90 ID:o8NHNpi30
咲が久を特別に思っているのは知っていた。

指示をする久を見つめる熱い視線。

浮かされたようなあの眼差しは、はじめは憧れからくるものだと思っていた。
以下略



166:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/07(水) 22:13:11.64 ID:o8NHNpi30
秘めた想いだったはずだ。

誰にも知られずにいたかったに違いない。

咲がそう望むなら和はその決意を踏みにじることなど絶対にしたくなかった。
以下略



386Res/181.91 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice