40: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/05/01(木) 20:01:03.02 ID:foCa0LDfo
「それはいいけどさ」
忍の肩を掴み、強引に話を戻す綾。
「なんですか?」
「しのはなんで、そんなに播磨のことを気にするんだよ」
「え?」
「別にどうでも良くない? 男子が女子に振られたくらい」
「それはそうですけど、でも、でも」
「ん?」
「播磨くんって、いっつも一人で、凄く寂しそうです」
「そうかな」
「もし、人を好きになることで、誰かと繋がることの素晴らしさに気づくことができたら、
それはとっても素敵なことだなって」
「よくわかんない」
「それに、言われたカレンも、なんだかまんざらでもないって顔をしてたし」
「まあ、人に好かれて嫌なやつはあんまりいないかもしれないけど」
「でしょう? 私もアリスに『好き』って言われたら幸せだなあ〜」
それはまた違うんじゃないか、と綾は思ったが言わないでおくことにした。
*
518Res/431.47 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。