41: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/05/01(木) 20:01:32.72 ID:foCa0LDfo
「ケッ、今日も散々だったぜ」
放課後、授業を終えた播磨は下校する。
すると、前方にアリスを含む女子グループが目に入った。
(あ、アリスちゃん。くそっ、夕方のアリスちゃんも可愛いぜ!)
だが今の播磨は、彼女に声をかけるだけの気力は残っていなかった。
昨日の告白(誤爆)で、ほとんどの情熱を使い果たしてしまったためだ。
(しかし、今日ばかりはアリスちゃんとも顔を合わせづれェ……)
そう思いつつ、やや顔を伏せて歩いていると、
「あ、播磨くーん!」
大宮忍が声をかけてきた。
(くっ、なんなんだあのコケシ女は。こんな時に限って)
播磨は無視して帰りたかったけれど、アリスの手前、あまりそっけない態度は取ることはできなかった。
「なんか用か」
できるだけ心の動揺を悟られないよう、低い声で播磨は返事をする。
「播磨くん。これから帰りですか?」
「おう、そうだが」
「へえ、そうなんだあ」
「何なんだよ一体」
忍がそう言っていると、
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