過去ログ - 照「君がいない夏」
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11: ◆VslBbv84R2[saga]
2014/05/01(木) 01:01:53.28 ID:r7ry1KnL0

「あったね、お年玉麻雀」

「あれってさ、今思い返してみるとひどいと思わない? いやまあ、子供心にもひどいと思ったからこそ、麻雀嫌いになっちゃったんだけど」

以下略



12: ◆VslBbv84R2[saga]
2014/05/01(木) 01:04:14.86 ID:i9yboldt0

「だ、だよねー。大人げないよねー」

「でも咲、気付いてた? あなたが巻き上げられたお年玉って、実はそっくりそのまま、咲のところに返ってきてるんだよ?」

以下略



13: ◆VslBbv84R2[saga]
2014/05/01(木) 01:06:22.69 ID:i9yboldt0

――なるほど、そういう覚え方をしているのか。

消沈する咲を横目で見やりながら、照は考える。
十分間の沈黙と祈りは、自分の中のなにかを吹っ切らせてくれた。
以下略



14: ◆VslBbv84R2[saga]
2014/05/01(木) 01:07:40.73 ID:i9yboldt0

釈然としない思いに軽く首を振っていると、咲が瞼をわずかに伏せた。


「おとうさんと、おかあさん」
以下略



15: ◆VslBbv84R2[saga]
2014/05/01(木) 01:09:32.89 ID:i9yboldt0

強引に言葉を遮る照に対して、しかし咲は引き下がらなかった。


「違う。違うよ、おねえちゃん。おねえちゃんは悪くなんてない」
以下略



16: ◆VslBbv84R2[saga]
2014/05/01(木) 01:11:03.44 ID:i9yboldt0

そしてついに、その時がやってきた。


「さあ」
以下略



17: ◆VslBbv84R2[saga]
2014/05/01(木) 01:12:35.27 ID:i9yboldt0

とっさに駆け寄ろうとしたが、咲の身体は完全に崩れ落ちる前に、なにかに縋りついてその動きを止めた。


「こ、こに……いるん、だよ、ね……」
以下略



18: ◆VslBbv84R2[saga]
2014/05/01(木) 01:14:09.93 ID:i9yboldt0





以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/01(木) 01:15:53.71 ID:9fK2WFqA0
よく憶測だけでこんな酷い話書けるな


20: ◆VslBbv84R2[saga]
2014/05/01(木) 01:16:25.69 ID:i9yboldt0
よくあるようで意外に見かけない気がする、宮永姉妹の過去ものです
当然、大量の独自解釈が含まれますのでご注意ください
そんなに長くないので1〜2週間で終わらせる予定です

それではご一読ありがとうございました


21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/01(木) 01:18:01.82 ID:z3XUJwwdo

期待


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