過去ログ - 八幡「お前の21歳の誕生日、祝ってやるよ」雪乃「……ありがとう」
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354: ◆UYOMNZkX3A
2014/07/23(水) 03:29:25.70 ID:UV7qooDDO



「……あなた、一応有名私立大学に通ってるのよね?」

九幡がそそくさとアジトへ戻ってゆくのを感じながら、耳を傾ける。


「……馬鹿野郎なの?」

「………………うぁ」


いっそ罵詈雑言を吐いて俺を貶し殺してくれええぇぇぇ!!

ここで死んだら無念と苦悩にまみれたままあの世行きだけどな……。


「はぁ……固まってないで、いいから早くコートを脱いで渡してちょうだい」

「は、はい、サーセン……」

手腕が思うように機能せず、ボタンを外すのに苦戦してしまう。


雪ノ下はこの瞬間も、さっきまでと同じような表情でいるのだろうか。

そして俺はいま、どの方向へ視線を向けているのだろうか。

捻くれ者としてではなく、絶望の淵に立たされた人間が浮かべるような、そんな腐った目をしていることだろう。

半分死んでるわこれ。






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