過去ログ - 【モバマス】「きみがいたから」【結城晴】
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/03(土) 21:13:14.33 ID:3dnvgWSh0
 ああ言った手前、オレは勇気を振り絞って、クラスの子に声を掛ける。

「今日からオレも、練習に参加するよ。今さらだけど、平気か?」

「うん、大歓迎だよ! 色々教えてね!」

 突き放されるんじゃないか、なんて不安に思ってたことが馬鹿らしくなるぐらいだったよ。

 そんなわけで、昼休みと放課後の練習には、なるべく顔を出すようにした。

 調子の良いこと言ってるって思われるかもしれねぇけど、なんつーか、他人と同じ目標を持って、それに向かって突っ走るってのは、意外と良いもんなんだなーって思えたよ。

 クラスマッチまで頑張ろうって感じで、終わりがバシッって決まってて、目標も、優勝ってビシッと決まってるのが、良いよなって思うぜ。

 やみくもにただ頑張ろうって言われても、いつまで何をどう頑張りゃいいんだよってなって、絶対にダレちまうもんな。

 で、練習してるうちに気づいたんだけどさ、よくよく見りゃ、木の影とか、フェンスの向こう側とかで、雪美がじーっとこっちを観察してるんだ。

 近寄ろうとしたら、すぐに逃げちまう。

 ま、顔も見たくねぇってほど、嫌われたわけじゃないんだろ。

 安心したよ、ほんとう。


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