過去ログ - 五月伊織生誕大歌舞伎 夕霧伊左衛門 『廓文章』(くるわぶんしょう) <吉田屋>
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20:ランバージャック[saga]
2014/05/05(月) 12:26:23.22 ID:7RXc4kf60
律子「ちょ、ちょっと!うう…ほほ…おほほほほほ!」

伊織「ちょ〜っともおかしい事あらへんやん…ふんっ!」

律子「私とした事が、申し訳ございません。夫がもう霧様の事を言っていると思ってたので、どうか御料簡してくださりませ。確かに霧様はあなた様の事を思い煩って伏せっておりました。でも安心してください、もう随分と良くなりましたよ」
以下略



21:ランバージャック[saga]
2014/05/05(月) 12:27:38.03 ID:7RXc4kf60
律子「若旦那、あの…」

伊織「うん、うん…そうなのね…そうなのねそうなのね!で、霧は今どの部屋に居るの?」

律子「え?あの…」
以下略



22:ランバージャック[saga]
2014/05/05(月) 12:29:42.64 ID:7RXc4kf60
伊織「あっ!?喜左!……居た!」

小鳥「は、はい…」

伊織「…って何なのよあれは!!!あいつは私と張り合ってた阿波の平大尽じゃないのよ!!!」
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23:ランバージャック[saga]
2014/05/05(月) 12:30:42.27 ID:7RXc4kf60
小鳥「待ってくださいませ!」

伊織「退きなさいよ!」

律子「わ、若旦那様、それはいくらなんでも慳貪と言うものです!」
以下略



24:ランバージャック[saga]
2014/05/05(月) 12:33:01.73 ID:7RXc4kf60
伊織「私も藤屋の伊左衛門、帰ると言ったらもう、つつつつっつー!と帰ってやるわ!……止めても止まらないわよ…あの…帰るわよ…本当に帰るわよ!帰っちゃうわよ〜……帰るわよ〜……それ帰る!!」

律ピヨ「待って!」

伊織「……」
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25:ランバージャック[saga]
2014/05/05(月) 12:33:57.74 ID:7RXc4kf60
小鳥「はぁ…」

律子「疲れた…」

伊織「うわあああ!!何であんな奴と遊んでるのよ!!許せない!!やっぱり帰る!!」
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26:ランバージャック[saga]
2014/05/05(月) 12:35:03.45 ID:7RXc4kf60
伊織「…やっぱり帰るわ」

小鳥「え!?な、何故ですか!」

伊織「さっき私は散々帰る帰るって言っておきながら、ここに居るのをあなた達は笑ったじゃない!だから帰る!」
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27:ランバージャック[saga]
2014/05/05(月) 12:36:22.35 ID:7RXc4kf60
伊織「あっ!笑った!」

小鳥「あ!も、もう決して笑いませんからどうか!」

伊織「それならこうしましょう、私が手を叩いたその瞬間に、思い思いに怖い顔をしましょう」
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28:ランバージャック[saga]
2014/05/05(月) 12:37:02.47 ID:7RXc4kf60
小鳥「……」

律子「……」

伊織「……」
以下略



29:ランバージャック[saga]
2014/05/05(月) 12:38:09.43 ID:7RXc4kf60
小鳥「ふぅ…おきさ、ちょっと」

律子「はい?…それなら霧様を」

小鳥「しぃー!」
以下略



30:ランバージャック[saga]
2014/05/05(月) 12:39:54.82 ID:7RXc4kf60
〽可愛い男に逢う坂の 関より辛い世の習い


伊織「あの唄を聞いて思い出す…二人で月を見ている時だったかな、私が夕霧の手を引いた時に…ふふ…夕霧…何で…何で…」

以下略



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