過去ログ - 伊織父「娘はアイドル」
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/05(月) 19:24:41.53 ID:wBxpcr1o0

「おお、きてくれたのかい」
「高木の差し金か?」
「何のことかね?」

765プロ初のアリーナライブ。
その関係者席へ向かう廊下、丁度高木が居たので捕まえてみた。
相変わらず、人の良い笑みを浮かべていたが、その顔は少し紅潮していた。

「とにかく、今日は娘さんの晴れ舞台だ、存分に楽しんでいってくれたまえよ!」

高木は、高笑いをしながら通路の奥へとスキップでもしそうな勢いで歩いていった。

「…座席は」

高木に座席の位置を聞こうとして聞きそびれた。
とりあえず、通路を奥に進んでいくと、目の前から黄色のはっぴにペンライトのようなものをたすき掛けしてきた男が歩いてきた。

「もう、あなた、こちらで見ておけば」
「折角の亜美と真美の晴れ舞台なのに関係者席でおとなしく何てしていられるか!…あ、あれ?もしかして…水瀬さんの」

はっぴの男がこちらに気が付いたようだ。

「私、双海亜美と真美の父親の」
「ああ…それは」
「座席はあちらですよ、ほら、案内して差し上げて」
「私がですか?」
「じゃ、俺は行ってくれる!」

はっぴ姿の男は、双海亜美と真美の父親だったようだ。
取り残された私と、双海夫人だけ。

「…そ、それじゃあお席に」



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