過去ログ - 伊織「小川町で食べたつけ麺980円」
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8: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/05/05(月) 21:20:35.03 ID:lh5qy8JYo
軽く麺をタレに付け、一気にすする。
空気と一緒に麺が口腔内に入り込み、タレの香りと麺の香りが暴力的に押し寄せる。


9: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/05/05(月) 21:21:02.09 ID:lh5qy8JYo
「豚骨ベースに鶏ガラと、魚介の味もするわね……」

複雑な味が全く互いを殺すこと無く同居している。いい仕事。
中太の麺は噛みしめるほどに甘く、香ばしい小麦の味わいが増す。
タレの絡みもいい感じ。


10: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/05/05(月) 21:21:45.23 ID:lh5qy8JYo
「あら、そろそろすだちを加えないと」

気がつけば半分ほど麺を食べていた。
ぎゅうっとすだちを回しかけ、麺をよく混ぜる。


11: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/05/05(月) 21:22:11.94 ID:lh5qy8JYo
「チャーシューと味玉はこのタイミングでいただきましょ♪」

いわゆる全部のせ系ではないのでチャーシューはぶつ切りだが、熱々のタレの中に浸かっているおかげで口に入れた時に凝固した油を感じることはない。
味玉も同様にしっかり温まっていて良い。


12: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/05/05(月) 21:22:40.70 ID:lh5qy8JYo
「もぐもぐ、うん、このチャーシュー、真面目な味」

タレの旨味と肉の旨味が合わさって最強に見える。


13: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/05/05(月) 21:23:20.97 ID:lh5qy8JYo
「お次は麺ね……はむっ」

水でしめられた麺をつけてきたことでタレの温度は熱すぎないヌルさ。じっくりと味わうことができる。


14: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/05/05(月) 21:25:02.79 ID:lh5qy8JYo
「このタイミングですだちは正解ね。鼻に爽やかな香りが抜けていくわ」

お腹も膨れてきて味にマンネリを感じるタイミングでのこの変化は嬉しい。
さらに京都名産の黒七味をタレにトントンと二三回。


15: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/05/05(月) 21:25:28.46 ID:lh5qy8JYo
「ちゅるっずずずずっ……んー!ピリ辛っ!」

スープの個性に負けない繊細な薬味に舌鼓を打っていたら麺がなくなっていた。


16: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/05/05(月) 21:25:54.51 ID:lh5qy8JYo
他の客を見ると「スープ割りお願いします」という声。
何が出てくるのかと思ったらつけダレをだしで割ってくれるようだ。コレは飲むしかない!


17: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/05/05(月) 21:26:20.20 ID:lh5qy8JYo
「あの、す、スープ割りお願いします!」

「スープ割り一丁頂きました!少々お待ちください!」

言うなり私のタレをカウンター内へ。


18: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/05/05(月) 21:26:46.59 ID:lh5qy8JYo
しばらくするとだしが追加されて熱々になったスープが戻ってきた。
早速レンゲで一口、ごくり。

「さっきと全然味が違う!美味しい!」


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