11: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:03:25.82 ID:j9WrMxpn0
伊織「さ、今日も私の勝利で飾るわよ!」
P「自信満々だな」
12: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:03:53.88 ID:j9WrMxpn0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
13: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:04:49.78 ID:j9WrMxpn0
P「よし、伊織。相手は今絶好調だが、気を抜かずいつもの通りにやれば勝てない相手じゃない」
伊織「えぇ、わかってるわ」
14: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:05:16.94 ID:j9WrMxpn0
伊織「みんな〜、お待たせ〜!」
いつもの通りにステージに駆け出し、その瞬間客席が沸きファンの歓声がフロアを埋め尽くす。
その空間を支配しているのが私。
15: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:05:49.25 ID:j9WrMxpn0
この日もプロデューサーの指示通りいつものように駆け出した。
客席は沸いたが普段よりも盛り上がりが足りない。
よく見ると観客の視線は、渋谷凛に向いていた。
16: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:06:17.87 ID:j9WrMxpn0
P「お疲れ伊織」
労いの言葉にもどこかいつもの勢いが感じられない。
17: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:06:53.04 ID:j9WrMxpn0
早々と着替えを済まして控え室を出ると、プロデューサーが関係者と思しき人物と話をしていた。
モバP「今日はありがとうございました」
18: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:07:18.40 ID:j9WrMxpn0
営業スマイルもすっかり身についてしまった。
相手方と話していると別の控え室の扉が開いた、中から出てきたのは制服姿のは渋谷凛。
凛「プロデューサー、着替え終わったよ」
19: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:08:27.49 ID:j9WrMxpn0
渋谷凛が頭を上げた時に目が合ってしまった。
凛「えっと、今日の相手の水瀬さん、だよね?」
20: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:09:25.95 ID:j9WrMxpn0
P「……今日は残念だったな」
帰りの車内、重苦しい空気をプロデューサーの一言が破った。
21: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:09:52.04 ID:j9WrMxpn0
P「なぁに、たったの一度負けただけだ。それに負けるのは散々経験してきただろ?」
デビューしたての頃はオーディションにも中々受からず、フェスにも負けてばかりだったわ。
その度にコイツが励ましてくれていたのを思い出す。
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