22: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:10:29.21 ID:j9WrMxpn0
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23: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:10:57.23 ID:j9WrMxpn0
あの日から幾日が経過して、今私は事務所のソファーに座っている。
午後からのレッスンの為に。
負けた翌日、紙面を賑わせたのは渋谷凛だった。
24: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:11:32.32 ID:j9WrMxpn0
P「伊織〜、レッスン行くぞ〜」
伊織「えぇ」
25: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:12:33.12 ID:j9WrMxpn0
伊織「なって……。それ、本当なの?」
P「おぅ、この前の負けからほとぼりが冷めるまでな」
26: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:13:43.17 ID:j9WrMxpn0
伊織「失礼します」
部屋に入ると同時に、椅子を回転させてお父様が私の方に向き直る。
27: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:14:23.54 ID:j9WrMxpn0
伊織父「そのせいであの男、何といったか。……まぁいい、プロデューサーにどれだけの心労をかけているか」
プロデューサーに心労?
全くの寝耳に水の発言だった。
28: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:15:18.80 ID:j9WrMxpn0
伊織父「お前が負けた事によって、お前への仕事が全てあの新人に流れていった
あのプロデューサーはそれでも多方面に営業をかけて、日夜動き回っている」
29: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:15:46.97 ID:j9WrMxpn0
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30: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:16:23.79 ID:j9WrMxpn0
翌日になって事務所に行くと、プロデューサーから話があると呼び出された。
応接間で向かい合って座る私たち、プロデューサーの表情は硬い。
31: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:17:21.75 ID:j9WrMxpn0
P「うん、俺も悔しかった」
大一番にやらかすようなアイドルじゃ悔しくもなるのでしょうね。
私は何も言い返せなかった。
32: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:17:59.07 ID:j9WrMxpn0
P「あぁ、でもな…」
伊織「そう、わかったわ」
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