過去ログ - 伊織「直にわかるわよ」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/05/06(火) 00:51:37.13 ID:1zIusS8Fo
美希「ねぇねぇハニー!今度この店一緒に行こう?」

P「ハニーはやめろ。行きたいなら勝手に行ってこい」

響「あ、プロデューサー!さっきの話の続きなんだけど……」

P「良いから早く用意しろ。話は車の中で、だ」

千早「プロデューサー、この曲なんですが……」

P「今時間がないんだ後にしろ。てかお前はなんでもかんでも人に聞きすぎだ。少しは自分で考えろ」

春香「プロデューサーさん!クッキーですよ!私の手作りです!」

P「あとで食うよ。あ〜……雪歩。悪いがお茶は後でまた出してくれ。ほら、行くぞ響。時間押してんだから春香のクッキー食べてんじゃねえ」

うちの新しいプロデューサーは有能だ。
でも、まるで機械のような仕事人間だ。

P「お、水瀬。前のドラマ割とよかったぞ。その調子で頑張れ」

伊織「……ええ。ありがとう」

アイドルたちとは必要最小限のことしか話したりしない基本無口なプロデューサーだ。
去年の秋に新しく入ってきた彼は最初はだれとも話したりしない男だった。

口を開いても仕事のこと以外は全くしゃべらない、意思疎通のしにくいプロデューサーだった。

しかし、今じゃこれだ。

彼自身の言動は以前となんら変わりはない。変わったのはアイドルたちだ。

最初は話しかけづらいあの男にみんな心を許していなかった。
にもかかわらずいつの間にか事務所の半分以上が彼にフレンドリーに話すようになった。


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