過去ログ - 『終末艦これショート・完』
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133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/11(日) 17:51:34.94 ID:HFutoVZeo

若葉は彼女に語りかける。若葉の体は朽ち果て、既に沈む運命と共にある。
若葉に声をかけられた少女は手を伸ばす。彼女の役目は"護衛"することだ。
しかし若葉は救助はいらないという風に右手で制止する。若葉は自らの死期を悟っていた。
少女は困惑する。先程まで一隻で敵艦隊を圧倒していたとは思えないほどの狼狽えようだ。

若葉はフッと笑みをこぼすと、彼女に言葉をかけた。


若葉「若葉はお前に会うことができてよかったぞ」

若葉「なぜだろう……とても誇らしい気分だ。お前は……若葉達の大切なモノを受け継いでくれるような
そんな気がしてならない」

若葉「そんな悲しそうな顔をするな。若葉はとても満足している。これからはお前が……」




若葉「ああ、そうだ今日からお前が"わかば"だ」




駆逐艦・若葉から護衛艦・わかばへ。



いつか静かな海を願う彼女達の想いは、受け継がれていく。






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