過去ログ - 『終末艦これショート・完』
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54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/06(火) 21:54:34.84 ID:+VRGIcSdo


――泊地正面海域――


榛名「皆さん……すみません。榛名達は、ここから動けません」

伊勢「戦艦を動かすだけの燃料は残ってないみたいだからね。あたし達はここで浮き砲台」

日向「お前達の最期に付き合えないのは残念だ」

天龍「お前らの分までこの天龍様が暴れてきてやっからよー。心配すんなよな」

日向「レ級にびびって逃げるんじゃあないぞ?」

天龍「あー? ビビるかよ!」

翔鶴「榛名さん、伊勢さん、日向さん。私は、あなた方と共に戦えて……光栄でした」

榛名「こちらこそ。皆さんと一緒だったからこそ、榛名達はここまでこれたのだと思います」

伊勢「そうそう。特に空母の艦載機は、日向の瑞雲よりずっと力になったしね」

日向「おいおい、瑞雲の悪口は許さんぞ」


瑞鶴「……」ソワソワ

翔鶴「……瑞鶴、ほらあなたもご挨拶なさい」

瑞鶴「わ、わたしはいいよ……」

翔鶴「どうしたの瑞鶴?」

瑞鶴「だって私、榛名さんに前、酷いこと言っちゃったし……今更挨拶しづらいなって」

翔鶴「全くこの子は……」


榛名「榛名は気にしていませんよ?」


瑞鶴「わわ! き、聞いてたんですか!?」

榛名「すみません。つい、耳に入ってきてしまって」

瑞鶴「あの……榛名さん……」

瑞鶴「ごめんなさいっ! あの時は生意気なこと言って!」

榛名「……いいんですよ。それよりもこうして、最期を迎える前にわかりあえて……
榛名は、嬉しいです」

瑞鶴「榛名さん……」


瑞鶴は、胸のつかえがすっと取れたように思えた。





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