過去ログ - トール「フィアンマ、か。……タイプの美人だ」
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37: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/05/18(日) 23:34:44.99 ID:xF520frv0

「んで、相手方が何処に居るかは掴めてんの?」
「サーチをかけた。大まかな範囲は掴めている」
「…初っ端から斬りかかってきたら?」
「……どうしよう?」
「フィアンマ、お前そんなに頭弱い子だったっけ」
「少なくとも初撃では倒されんよ。ヤツも一般魔術師以下の存在だ」

緩く首を横に振り、チーズバーガーを食べる。
こってりと濃厚なチーズソースが口の中に広がった。
塩気が過ぎる、と感じつつ甘いジュースと水を交互に口にして。
フィアンマはトールの言葉に逐一回答し、欠伸を噛み殺した。
先程までのふて寝が響いているのか、未だちょっぴり眠かったりする。

「なら、そのまま向かっちまうか。飯終わったら」
「ん」

くしゃ、と食べ終わったゴミを握りつぶし。
フィアンマは視線を落とし、息を吸い込んだ。
緊張する。面と向かった謝罪など、あまりしてこなかったから。

「……どのみち何も覚えてはいないんだ。緊張する必要も、あるまい」
「あんまり重く考え過ぎんな。何も、それがフィアンマの全てって訳じゃねえ。だろ?」
「わかってはいるのだが」

でもやっぱり緊張する。

冷えかけているポテトをつまみ、息と共に呑み込む。


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