過去ログ - 爽「出会いは噂で」
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32:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 21:31:47.89 ID:khfCJb4To
セーラ「ミルクティーでよかったか?」

爽「どうも」

 江口セーラ。第一印象としては清水谷よりも遥かに理性的。
以下略



33:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 21:39:49.80 ID:khfCJb4To
セーラ「さよか。まぁ、ええ」

爽「それで、何が言いたい?」

セーラ「……怜を任せられるか?」
以下略



34:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 21:45:04.38 ID:khfCJb4To
 私が怜に対して涙を流したのも、傷付けると分かってしまい、本気で拒絶してほしかったのも、怜が好きだからか。

 容赦のないツッコミも、その雰囲気も、不器用な優しさも全てに私は惚れていたんだ。

 幾重にも張られたバリケードは私自身も騙してたんだ。
以下略



35:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 21:50:59.88 ID:khfCJb4To
 江口が清水谷を連れ出して病室には私と怜だけになった。

爽「……あのさ」

怜「どないしたん?」
以下略



36:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 21:56:14.75 ID:khfCJb4To
怜「よかったわ。爽やったら嫌とか言いそうやし」

爽「嫌なわけないだろ……ごめん、少し外すわ」

 無理矢理笑ったけど、本当に笑えていただろうか。いまひとつ自信がない。
以下略



37:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 22:00:27.61 ID:khfCJb4To
 恋は盲目とはよくいったものだ。こんな簡単なことにも気がつかないなんて。

爽「けどねーー」

 一呼吸置く。このまま話してしまえば取り返しのつかないことを言ってしまいそうだったから。
以下略



38:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 22:06:00.02 ID:khfCJb4To
 それからというものの、怜は退院し、元気に学校に通っているらしい。

 私との関係は冬になった今でも続いている。

 たまに学校をサボってお互い体を合わせるだけの関係。
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39:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 22:09:45.67 ID:khfCJb4To
怜「何か悩んでんの?」

爽「え?」

 事後、押さえたホテルの個室で怜は私にそう言った。
以下略



40:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 22:14:59.05 ID:khfCJb4To
 最終目標は決まっている。
 怜を私に惚れさせて恋人にすることだ。

 その為にどうするのか。
 この柵を取っ払わないとならない。
以下略



41:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 22:20:40.11 ID:khfCJb4To
 再び事後。
 時間は午前5時。

怜「何のつもりや?」

以下略



42:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 22:21:27.08 ID:khfCJb4To
 我ながら何て妥協だ。
 でも、それでいい。十を手にいれるのならまずは一からだ。

 これでいいんだ。

以下略



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