過去ログ - エルフ「譚奇フルエ、代時正大…?」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/09(金) 09:00:47.96 ID:DF6v41Ws0

エルフ?「ええい!どいつもこいつも私のことを厄介扱いしおってからに!いいから買えばいいだろう!」

すると、それまで(およそこの商人の手に渡る前から)ずっと沈黙していたその少女が、突然口を開いた。


男「ん?!」

商人「あ!お前、日本語が喋れたのかよ!」

やはりというか、商人にもその奴隷が口が聞けたことを知らなかったようだった。


エルフ?「当たり前だ、私は頭がいいからな!必要ならエゲレス語も支那語も話すことができる」

男「…それは、何かの冗談か?」

エルフ?「冗談ではない、貴様らの下賤な言語など半刻も聞いておれば自然と身につくものよ」

男「下賤、とは…」
商人「なんなんだ、こいつ…?」


商品の持ち主すら呆気に取られた隙に、その少女は勝手に目の前で商談を進めることにした。

エルフ?「この通り、私は若くして聡明だし何よりまだ未通だ、普通は買わぬ手はないと思うがな」

男「は!?…はぁ、しかし娼館務めであったのだろ?それなのに、それとは」

商人「こいつ、何を勝手に」


エルフ?「黙っていろ、いい加減商人様の顔は見飽きたんでな、早々に立ち去りたいのはこっちも同んなじだ」


少女が朗々と説明するに、まあこの見かけなので中国の変態はこぞって集まったそうなのだが、

どうにも性交へと移ろうとすると、どいつも皆、不可思議な火傷をその身に受けるのだった。


男「つまり、どいつも手前のナニが焼け落ちるのを恐れて逃げ出すってわけか…」

エルフ?「まあな、というわけで私は、貴様らの下品な言い方で言うところの"新品"というわけだ、どうだ?安心したか?」


しかしながら、その言葉を聞いてなお男の逡巡は深まったようにも思える。



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