24: ◆hSU3iHKACOC4[saga ]
2014/05/09(金) 13:27:09.75 ID:zyFBEZ370
女子生徒を横目に見ながら、京太郎と友達は昼食をとっていた。
友達がいう。
「なんか、はやってんな。
昔からかわんねえな女子ってのは。
あんなことやってる間に告白すれば楽勝だろうが。
男子高校生の性欲をなめんなっての」
京太郎が
「そうだね」
とやや棒読みの返事をした。
京太郎の皿の上に友達のから揚げが移動した。
友達が、京太郎に差し出してきたのだ。
どういうつもりかと京太郎が友達を見る。
「頼みがある」
と友達が言う。
から揚げはお願いを聞いてもらうための支払いである。
京太郎は少し緊張した。
「何だよ」
友達があまりにも真剣だったからだ。
友達は
「行方不明になった俺の幼馴染を探してほしい」
といった。さらに続けた。
「正直、俺の話を真面目に聞いてくれるのはお前だけさ。
そうやってすぐに真剣になってくれるのもな。
だから頼みたい。
俺も必死で探しているが、幼馴染がどこへさらわれたのかがまったくわからない。
警察に話してみてもきいてくれない。
笑われたよ。ほかの友達に話しても同じだった。
もしもお前にまで笑われたらと思うと怖くて言い出せなかった」
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