過去ログ - 伊織「碧い世界へあなたと」
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:18:36.64 ID:SCFqxrX60
久々に聞くその声に、私は少し火照るのを感じる。

やっぱり私はまだ美希のことが好きで諦められないんだ。

だからこんな幻聴を・・・・・・
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:19:13.55 ID:SCFqxrX60
「美・・・・・・希・・・・・・」

もう一度、美希を呼ぶ。

今度は虚ろじゃなく、美希に向けて。
以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:20:05.29 ID:SCFqxrX60
「さてと、時間もないの」

「そうね、もうすぐで式が・・・・・・」

「何を言ってるの伊織?」
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:20:59.36 ID:SCFqxrX60
「さーて、行くのなの!しっかり捕まっててなの」

助走をつける、美希いや待ってその先2階・・・・・・

「いやあああああああああああああああ!!!!!」
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:23:09.67 ID:SCFqxrX60
「ちょっと!こんなことしたらアイドルどころか日本にいられなくなるかもしれないわよ!」

水瀬財閥のネットワークでは、国内は当然逃げ場は無く、海外でも危ういかもしれない。

「・・・・・・時間無いから詳しくは車の中でなの」
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:24:02.31 ID:SCFqxrX60
「・・・・・・これがみんなからの伝言なの、伊織」

「ばっかじゃないの・・・・・・」

ドレスが塗れてぐっしょりなのがわかる。
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:25:52.34 ID:SCFqxrX60
さっきから止まらなかった涙を拭いて、美希を見る。

「で?これはどこに向かってるの?国内は無理よ?」

ふふーん、と美希が亜美たちみたいななにかを企んでる目をする。
以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:26:52.10 ID:SCFqxrX60
拝啓 伊織お嬢様

この手紙を受け取られているということは、もう式場から離れられていることだろうと思います。
幼い頃から伊織お嬢様のお目付け役として過ごしてきた日々でしたが、大変楽しい日々でございました。
今回の件で旦那様から任を解かれることになるでしょうが、気に病まれないようにお願いしいたします。
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:28:05.07 ID:SCFqxrX60
手紙を読み終わり、静かに封を閉じる。

ありがとう新堂、今ままで私のワガママを聞いてくれてありがとう。

さようなら。
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:28:49.91 ID:SCFqxrX60
席に押し付けられる感覚の後、飛行機が離陸していく。

ここまで追っ手が来ないのにちょっと不安を感じてたけど、今のところ問題なしかしら。

「はー、どうするのでこちゃん。日本帰れなくなったよ?」
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:29:39.65 ID:SCFqxrX60
「やっぱりね、ミキは伊織と一緒にいたいの。2人だけになってもさ」

美希の言葉に少し顔が熱くなるのを感じる。

「・・・・・・ずいぶん大胆なこと言ってくれるわね」
以下略



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