過去ログ - 伊織「碧い世界へあなたと」
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28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:23:09.67 ID:SCFqxrX60
「ちょっと!こんなことしたらアイドルどころか日本にいられなくなるかもしれないわよ!」

水瀬財閥のネットワークでは、国内は当然逃げ場は無く、海外でも危ういかもしれない。

「・・・・・・時間無いから詳しくは車の中でなの」
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:24:02.31 ID:SCFqxrX60
「・・・・・・これがみんなからの伝言なの、伊織」

「ばっかじゃないの・・・・・・」

ドレスが塗れてぐっしょりなのがわかる。
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:25:52.34 ID:SCFqxrX60
さっきから止まらなかった涙を拭いて、美希を見る。

「で?これはどこに向かってるの?国内は無理よ?」

ふふーん、と美希が亜美たちみたいななにかを企んでる目をする。
以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:26:52.10 ID:SCFqxrX60
拝啓 伊織お嬢様

この手紙を受け取られているということは、もう式場から離れられていることだろうと思います。
幼い頃から伊織お嬢様のお目付け役として過ごしてきた日々でしたが、大変楽しい日々でございました。
今回の件で旦那様から任を解かれることになるでしょうが、気に病まれないようにお願いしいたします。
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:28:05.07 ID:SCFqxrX60
手紙を読み終わり、静かに封を閉じる。

ありがとう新堂、今ままで私のワガママを聞いてくれてありがとう。

さようなら。
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:28:49.91 ID:SCFqxrX60
席に押し付けられる感覚の後、飛行機が離陸していく。

ここまで追っ手が来ないのにちょっと不安を感じてたけど、今のところ問題なしかしら。

「はー、どうするのでこちゃん。日本帰れなくなったよ?」
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:29:39.65 ID:SCFqxrX60
「やっぱりね、ミキは伊織と一緒にいたいの。2人だけになってもさ」

美希の言葉に少し顔が熱くなるのを感じる。

「・・・・・・ずいぶん大胆なこと言ってくれるわね」
以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:30:15.58 ID:SCFqxrX60
「ところで、伊織なんでイタリア?」

「・・・・・・昔ね、家族である場所を訪れたことがあってね」

「へぇー、どんなところ?」
以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:31:23.11 ID:SCFqxrX60
ボートを借りて、あの懐かしい洞窟まで近づく。

「伊織ー、あーづーいーのー」

片側で漕いで美希がだれかけてる。
以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:31:51.09 ID:SCFqxrX60
「さて、美希。着いたわよ。ここが青の洞窟の入り口よ」

「伊織ー、どこが青なの?」

「この洞窟の中よ、さて美希、潜るわよ」
以下略



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