過去ログ - 伊織「私はアイドル」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/09(金) 23:09:13.35 ID:hnbXP8NZ0

イライラなんて…別に。
美希に言われた一言が引っかかったまま、私は一日の仕事を終えて屋敷に戻った。

「お帰りなさいませ、お嬢様」
「ただいま、新堂。お父様は?」
「今朝、イギリスへ発たれました」
「そう…」

お父様は、水瀬グループのトップとして、日本中、時には世界中を飛び回っている。
お母様も同じようなもので、趣味の部隊観賞や旅行で、家に居ることはめったに無い。
一番上の兄は、水瀬グループのとあるコンサルティング企業の代表、二番目の兄は海外留学中。
これだけ広い屋敷なのに、実際に住んでいるのは私と、住み込みのメイド達だけだ。

「お嬢様、どうかなさいましたか?」

その使用人たちを束ねる、水瀬家の執事長、新堂。
私が生まれるよりももっと前からこの水瀬家に仕えていて、お祖父様の若い頃も良く知っている人物だ。
私が生まれてからは、普段家に居ない父や母に代わって、この新堂が親代わりをしてくれていた。


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