4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/09(金) 23:09:50.81 ID:hnbXP8NZ0
「なんでもないわ」
「…そうですか、それならば良いのですが。ご夕食になさいますか?」
「ええ、そうするわ」
新堂には、私の様子がおかしいことが気付いている節がある。
でも、それが何なのか私は良く分からない。
「…新堂、何か気になることでも?」
「…お嬢様、何かお悩みでもあるのでしょうか?」
「えっ?」
「…お父様のこと、ですな」
新堂の言葉は、私の無意識の中にあった筈の苛立ちの原因に突き刺さり、それを表層に引き出してきた。
「…お父様やお兄様が、まだまだお嬢様のことを認められていないというのは無理からぬ事です」
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