125: ◆TRhdaykzHI[saga]
2014/05/16(金) 19:04:17.37 ID:kELIGolwo
勇者「俺はその前に時の神殿に行ってみる。
魔王は魔族たちにこのことを知らせて、竜人と魔女といっしょに王都で待っててくれ」
勇者「ちょっと確かめたら俺もすぐ王都に戻る。そしたら鍵を探しに行こう」
魔王「分かった」
勇者「……」
勇者「……太陽の日を遮る魔法はけっこう魔力を消費すると思うんだが、どれくらい持ちそうなんだ?」
魔王「1日1回なら大したことではない。魔力は寝れば回復するから」
勇者「本当に?」
魔王「ああ」
勇者「ならよかった。でも無茶すんなよ」
魔王「君こそ」
勇者「……いっつも無茶してんのはお前だろ!」
魔王「勇者くんだって無茶してるではないか。ここは譲らんぞ。
無茶ナンバー1は君だ勇者くん。異論はないな」
勇者「異議あり!お前忘れたとは言わせねーぞ、昔王都で自分の心臓ブッ刺したじゃねーか!
あれ今でもたまに夢に見るぞ!もう絶対ああいうことすんなよ!」
魔王「勇者くんだってその後……その後……目が覚めたらいなくなってて……
代わりにお墓があって……勇者くんが……」
魔王「…………だから全部勇者くんが悪いっ。もうあんなことをしたら許さない!」
賢者「まあまあお二人とも。落ち着け」
勇者「爺さん……」
賢者「さっさと目的地に行くんじゃ」
賢者「うるさいし邪魔」
賢者「世界の命運が二人にかかっているんじゃぞ。急ぐんじゃ。
君たちなら必ずこの世界を救えると信じておる。頑張るのじゃぞ」
勇者「おい、真ん中に本音が挟まってるぞ。ごめんて」
勇者「邪魔したな爺さん。あんたがあの町にいてくれたおかげで助かったよ。じゃあな」
魔王「ありがとう賢者。またどこかで」
賢者「よいよい。頑張れ若人たちよ。創世主だかなんだか知らんが……」
賢者「私は君たちを応援しておるぞ。またな」
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