129: ◆TRhdaykzHI[saga]
2014/05/16(金) 19:18:16.05 ID:kELIGolwo
竜人「ところで影の被害は一体どの程度なのですか?」
国王「ああ……すぐに国中の村々に安否を窺う鳥文を出したんだが、
返事が帰ってこないところがいくつかあった」
国王「兵士を派遣して調べてもらったんだけど、その村々にはだれもいなかった」
国王「だれもだ。家や畑はあるのに、その土地に住む人間の姿だけ消えていたよ」
魔王「……」
国王「恐らく、魔王と勇者があの影に出会ったとき、同時に別の場所でも影が穴から出現していたんだろう。
君が魔法を使わなかったらもっと被害は広がっていたはずだ。ありがとう」
国王「魔族たちの町はどうだった?大丈夫だったかい」
魔女「あたしたちの町と魔王城の近くには穴がなかったから、全然被害はないよ」
国王「そうか、よかったよ」
国王「敵は創世主か……なんだかあんまり実感がわかないな。
創世主が我々の国を消そうとしているなんて」
姫「ねえ、この世界の存在理由がなくなったと創世主が判断したとき……って仰ってましたよね。
それってどういうことなのかしら?」
姫「世界はただ在るだけではないの?存在する理由とはなにかしら」
戦士「それは直接創世主に訊くしかないのではないだろうか」
国王「私も創世主に会いたいなあ」
魔女「創世主も王様みたいなのの生みの親だって知ったら失神しちゃうんじゃないのー アハハ」
国王「言えてるー 度肝抜かれるだろうねアハハ」
魔王「魔女……失礼だぞ。いくら昔がアレとは言え、いまは国王なのだから」
竜人「魔王様も若干フォローし切れていませんよ」
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