過去ログ - 勇者「世界崩壊待ったなし」
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663: ◆TRhdaykzHI[saga]
2014/09/14(日) 01:49:44.62 ID:NxApZR39o



さてもう一方の車はというと、何とか会社の中に侵入できたはいいが、敵に囲まれて大ピンチ中だった
なんとガソリンがなくなってしまったのである

徐々に車がスピードを落とすのを見るや否や、武装部隊がじりじりと距離を詰めてくる。
車体で強行突破も不可能になったので、ではもう外に飛び出て交戦するしかあるまいよ、と半ばやけくその状況の姫と騎士だった


姫「でもあなた一応我が国の騎士団所属よね?国の最後の砦たる精鋭部隊の一員よね?」

姫「騎士団の中じゃ結構優秀な期待の星って噂よね?」

騎士「や、やめてください!褒められるのは嬉しいですけど勇者さんや竜人さんと同じ次元だと思わないでください!!
   僕はあんな化け物じみたことできませんからね!」

姫「銃から放たれた弾丸を剣で二分するなんて芸当、余裕よね」

騎士「だから無理です!!」

騎士「……無理ですが、これでも騎士団のはしくれです。なんとしてでも姫様のお命は守ります!!」

姫「騎士!」



意を決して車の外に出る騎士

その瞬間彼はぶっ倒れた

何故か?それはこのフロア全体に不可視の睡眠ガスが充満させられていたからである
謎のテロ集団を制圧するための手段として尤も確実なものだろう
見るといつの間にか武装部隊はガスマスクも武装済みであった


車内で姫はハンドルにもたれかかった
後部座席では魔王と竜人が気絶している
車のすぐ横では騎士が熟睡している
今この場で戦えるのは自分のみ……!







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