7: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/12(月) 00:58:21.54 ID:KFOoVKQP0
デスクに着いてノートパソコンとにらめっこする彼を、ソファーから眺める。
キーボードを打つ乾いた音が朝の静かな空気に溶けていき、耳に聞こえるその音がとても心地よかった。
ディスプレイを数分眺め、キーボードを打ち、コーヒーを啜る。
その一連の流れを、ただただぼんやりとソファーから眺める私。
それが私の為の仕事でないことは分かっていたけれど、それでも目を離すことができず、ふと気がつくとカップから掌へ伝わる温もりは殆ど失われていた。
ぬるくなったコーヒーを口に含む。
温かさが無くなった事以外さっきと変わらない味が口に広がった。
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