10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/12(月) 10:52:19.18 ID:46jCR3Qqo
空間を破って、発車を知らせる警笛が鳴った。
「乗らなきゃ」
雪歩の肩をとんと押した。雪歩は慌てて電車に乗り込んだ。
窓際の席に座った雪歩が、ガラス越しにボクを見ていた。
雪歩の唇がさようならと動くことが怖くて、ボクは下を向いた。
音が冷え固まって落ちるように、足元で雪が落ちては溶けた。
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