過去ログ - 咲「今日のお薦めはこちらですか?」ハギヨシ「はい、この本です」
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2014/05/12(月) 19:46:59.43 ID:uzFCl8vE0
咲「萩原、さん」
ハギヨシ「はい」
薄暗さの中に溶け込むようにして、本棚の前に立っている彼の表情はよく見えない。
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2014/05/12(月) 19:49:34.01 ID:uzFCl8vE0
多分、声は既に水張っているのだろう。
視界は滲みきって、もう彼が立っている場所すらぼんやりとしか捉えられない。
徐々に顔を俯けてしまうのは、どうしても自信が持てないからだ。
以下略
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2014/05/12(月) 19:53:54.81 ID:uzFCl8vE0
ハギヨシ「宮永さん…」
咲「お願いです…肯定か否定かだけを、教えてくれませんか」
ぎゅうと目を瞑ればそれだけで縁に貯まったものがこぼれそうで、
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2014/05/12(月) 19:57:20.91 ID:nzhWEbbv0
淡いなぁ……
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2014/05/12(月) 19:59:32.90 ID:uzFCl8vE0
ハギヨシ「…宮永さん」
落ち着かせるように、ハギヨシの手が咲の背を優しく撫でる。
ハギヨシ「顔を上げてください」
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2014/05/12(月) 20:03:26.18 ID:uzFCl8vE0
ハギヨシ「…ほら、宮永さん」
咲「いや、です…」
ハギヨシ「…仕方ありませんね」
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2014/05/12(月) 20:07:36.35 ID:uzFCl8vE0
ハギヨシ「だから、嫌ならそっと立ち去ってくれればいいと思い、席を立ちました」
ハギヨシ「どういうことかと詰問されるならそれでもいいと思いました。けれど…」
ハギヨシ「こんな風に、泣かれるとは思いませんでした」
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2014/05/12(月) 20:08:48.15 ID:AF6/ApRn0
すばら!
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2014/05/12(月) 20:12:52.83 ID:uzFCl8vE0
苦笑すら甘く。
ハギヨシは、やれやれと呆れと優しさとを半々に滲ませて、咲の顔にキスを降らせる。
頬を包み込んだ手を離さず、目元、額、鼻先、頬に。
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2014/05/12(月) 20:16:45.50 ID:uzFCl8vE0
観念、するしかないのだろう。
咲は折角引いた熱が頬に集まってくることを自覚しながら、小さな声で告げた。
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2014/05/12(月) 20:19:24.95 ID:VAn+E3dM0
乙
お互い穏やかで控えめな性格だから合いそうだよね
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