過去ログ - 傭兵「この世で金が一番大事」僧侶「じゃありません」
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20: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/05/13(火) 22:12:00.01 ID:sWnNovzn0

 叫びださないのが奇跡だった。奇跡のような努力の賜物だった。
 ということはなんだ。つまりあれか。こいつは他人を治すとき、いちいち拳銃をぶっ放して、他人に弾痕を作らないといけないわけか。
 撃たれたところも結局治るからいいやと。

 あほすぎる。

傭兵「わかった。お前は戦力には数えない」

僧侶「な、なぜですか!?」

 そこまで銃の腕に自信があるなら簡単には死なないだろう。魔法も、話を聞く限りは自分に対してなら問題なく使えるようだし。

 いまだに僧侶はどうしてどうしてと尋ねてくるが、俺はそれをまるきり無視した。話がわき道にそれている。軌道修正をして、今後のことを話し合わなければいけない。

 俺は羊皮紙を指さした。

傭兵「大森林までは街道を通っていくのがいい。一度南下して街道に合流、北上したのちに大森林だ。大森林を抜ける街道は農道、山道、沿岸道に大別できるが、この場合は農道を抜けていくことになる」

僧侶「でも」

 僧侶が俺を見やる。その意図を察し、頷いた。

傭兵「そうだ」

傭兵「大森林とこっちの領土の境目に、敵の砦がある」



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