過去ログ - 姫様「では、頼みましたよ勇者」
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/14(水) 17:48:44.22 ID:Cz+Yx40t0

そうして、夜が明けた頃
魔物たちはようやく引き上げていき

それに合わせて、結託していた村人たちもようやく、勇者に降参することになりました。


姫「……へぇ、あなたって、やっぱり相当お強いんですのね」

勇者はというと、爪痕の残った戦場で荒い息のまま、膝をついて剣を支えに、

何とか倒れまいとしていました。

姫はその様子を炭火焼鳥を頬張りながら、ゆったりと観察していました。

勇者「……うぐぐぐ」ゼーゼーハー


姫「まったく、だから言ったでしょう?安宿は信用ならないんですって」

そんなことは言ってませんでした。


姫「…さてと、では兵士たち」

彼女の呼びかけに、数人の兵士が集まってきました。

腐っても、やはり王族なのでしょう。

兵士「はっ」


姫「この不届きの首謀者を捕らえて、身包み全部はがしてしまいなさい」

兵士「了解しました!」




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