34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/15(木) 01:28:20.33 ID:zJwXUpYN0
説得できないことには、今後も彼女は姫の命を狙ってくるだろう、
正直、彼に姫を助ける義理はないのだが、しかたない
勇者「実は、かの姫はいま王宮を追われて、放浪の旅をさせられているんです」
黒騎士「なんと!道理で、警備が手薄な訳だ……失敗してしまったが、くっ」
騎士は悔しげに唇を噛んだ、
あまりに力が入りすぎて端から一筋血が流れてしまった。
勇者「……それで、今後私たちが旅を続けるために、もう姫の命を狙うのはやめて欲しいんだ」
私の目の前では、という言葉を勇者は必死で飲み込んだ。
黒騎士「それは、できぬ相談だな…たとえ勇者といえども」
姫「何が?とりあえずここは適当抜かしておいて、解放されてからまた襲ってくればいいじゃないの」
勇者「……こ、この人は…もう死にたいんか、もうっ!」
黒騎士「貴様のような卑怯者と一緒にするな!その様な手を打つくらいなら死んだ方がマシだ!」
姫「……はぁ、もう暑苦しい人ですわね、ふむ」
珍しく姫が手を顎に添えて、なにか考えているようでした。
でも実際は、何も考えていないのでしょう。
108Res/88.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。