35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/15(木) 01:48:21.34 ID:zJwXUpYN0
姫「勇者は、いつ襲われるか心配するし、貴女としても私のことを諦められないと……ならば」
「「…?」」
姫「貴女も一緒についてくればいいじゃない、そしたら私のことを狙い放題でしょう?」
黒騎士「………は?」
勇者「ちょ!?どういう論理なんですか、それって!」
姫「なに?貴方も丁度、旅の道連れが欲しいなんて言ってたじゃないの、一石三鳥というやつよ」
勇者「ですけど、そんなの命がいくつあっても足りませんて!」
姫「なら、いくらでも貴方が守りなさい、それが仕事でしょう?」
そこまでの命令を受けたつもりは、勇者には毛頭なかった。
黒騎士「……この女、バカなのか?」
姫「器が大きいと言ってくださいまし…」
勇者「……ええっと」
黒騎士「………ふん」
騎士は飽きれたように鼻を鳴らすと
自分で勝手に縄を解いて、すくっと立ち上がった。
姫「……へぇ」
黒騎士「………」
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