過去ログ - 安部菜々「やさしい魔法の記念日」
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5: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/05/15(木) 15:27:34.14 ID:28IdMBF5o
空には相変わらず、黒い雲が広がっていた。
日光が無い分、普段よりも少し涼しい気がする。

「菜々ちゃん、この後何か乗りたいものとかありますか?」

「ナナは特にどこでも……あー、フリーフォール系はその、今日はちょっと」

「そっか。菜々……さん、この間無重力体験したんだっけ」

自称宇宙人のアイドルが宙に浮いている光景は、かなり反響があったらしく。
CDのプロモーションとしては大成功だった、とプロデューサーさんは喜んでいた。

……パンチラ疑惑の映像は、ちひろさんに頼んで全力で握りつぶしてもらっているけど。

「無重力って、どんな感じですか?」

「慣れてからは、ふわふわ浮いてる感じで結構楽しかったですよ。
 ただ、浮く直前の内臓がせり上がるような感覚は、しばらく遠慮したいかなー、なんて」

それにアレを経験してからだと、数秒間の垂直落下じゃ無重力を楽しめないだろうし。

……いや、ほら。通勤に使ってるのは宇宙船だけど、ウサミン星の宇宙船には重力装置があるし。
決して、宇宙に行ったことが無いというわけではないのだ、うん。


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