過去ログ - まどか「わたしはインキュベーター
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81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/06/21(土) 23:48:06.99 ID:P+kXzR8W0
廃墟

(パァァァ……)

(まるで何もない所から、1つの『概念』があらわれる)

(ヒトの目には見えないソレに、敢えてビジュアルを設定するなら、快活そうな面立ちに左右非対称のショートカット、青を基調とした衣装に白いマントを羽織った少女)

(それは、かつてこの時間軸に存在した『美樹さやか』と呼ばれる魔法少女に良く似ていた)

(ただし、頭に音楽記号のff、フォルテシモのような髪飾りが無いのが唯一の違い)

(彼女は円環の理の一部……)

美樹さやかfrom円環の理(以下『円環さやか』)「円〜環の理にみ〜ちびか〜れ〜、何〜度も、巡りあう〜……っと、着いた」

円環さやか「ココがまどかが新しく『観測』した時間軸か。円環の理とあろう者が今の今までその存在を見落としてたなんて、困ったモンだ。……って言っても、あたしらに時間の概念なんてあって無いようなものなんだけどね」

円環さやか「お、あそこにソウルジェムの濁りきりそうな魔法少女発見!まどかに代わって、この円環の理の代打?お使い?カバン持ち?う〜ん、とにかくさやかちゃんが頑張っちゃうぞ〜!」

魔法少女A「ハハ……下手打ったなぁ。グリーフシードのストックがヤバめだったのに、こんなに魔力使っちゃうなんて……(マックロ)」

魔法少女A「でも、こうやって1人で死ねば、どんな魔女になってもみんな私だって気付かない。仲間達がすぐ、全力で倒してくれる。これで全部……だい、じょうぶ……(ジワ…)」

魔法少女A「嫌だよう……祟りたくないよう……呪いたくないよう……仲間を、大切な友達を傷つけたりなんかしたくないよう……」

円環さやか「大丈夫。安心しなよ(パァァァ……)」

魔法少女A「アンタは……?」

円環さやか「あたしはあんたを迎えに来たの。あんたはもうココにはいられないけど、もう誰かを呪ったり、祟ったりしなくていい。さ、行こう?」

魔法少女A「何だかわからないけど、アンタに賭けてみる価値はありそうだね……(スゥ…)」

(魔法少女A、生前の未練を解消中)

魔法少女A「お父さんもお母さんも、みんな元気そう……。アタシがいなくても、もう大丈夫みたい」

円環さやか「あなたも、もう大丈夫みたいだね」

魔法少女A「誰だか知らないけど、ありがとう。インキュベーターに契約と契約した時から、アタシはあのコ……インキュベーターが言った通り、最期には絶望して魔女になるか戦って死ぬしか無いって思ったけど、案外悪くないモンだね(ニコ)」

円環さやか「お礼は向こうでまどか―――円環の理に言いなよ。……って魔女?魔獣じゃなくて?ソレ知っててあんた契約したの?」

魔法少女A「当たり前でしょ?フフ……おかしなコト言うね、アンタ。でも、本当に感謝してる……ありがとう、天使サマ……(パァァァ)」

円環さやか「逝っちゃったか、円環の理に導かれて……」

円環さやか「それにしても天使サマ、か(ニマ-)」



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