過去ログ - 苗木「超高校級のデビルバスター?」
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53: ◆VnJSOIf/ss[saga]
2014/05/29(木) 16:35:30.92 ID:eozwl+xr0
苗木「うわっ!?十神ク……」


振り向いたボクはさらに驚く羽目になる。
十神クンでありながら、ありえないその巨漢に気付いたからだ。


苗木「……ごめんなさい…豚神先輩」

豚神「己の不明を恥じるのは良い傾向だ。俺は十神ではない。愚民を導く為に存在するただ一人の者だ。敢えて近い者として豚神と名乗っているに過ぎない」

豚神「あくまでお前はその導かれる愚民の一員であることを自覚しろ。いいな?」

苗木「は、はい」

苗木(相変わらず本人のような凄いオーラだ。……本当に豚神クンって何者なんだろう)

苗木(同じクラスの先輩に聞いても教えてくれないみたいだし、十神クンは聞いても不機嫌になるし……希望ヶ峰学園の七不思議だよね)

苗木(……血縁の人、なのかなぁ)

豚神「さて、お前も確か分解作業に最初は向かうのだったな。お前は勤勉な愚民の一人だ。」

苗木「え……」

豚神「俺の代わりに汗水垂らして働く愚民を労うのも帝王の努めだ。……命令だ。煩わしい移動の中で愚民について理解を深めるために話をするのだ」

苗木「……移動がてらのお喋りでいいんだよね……じゃあ今回の作業について確認をしたいです」

豚神「ほう、賢明だな。お前なりに誤らないよう努力をしているのを認めてやろう。ありがたく聞くんだな」

豚神「最初の作業メンバーは知っているか?」

苗木「えーと、78期組は不二咲クン、山田クン、セレスさん、腐川さん、……十神クン、ボクです」

十神クンの名前にも、豚神クンは興味無さそうに頷く。

豚神「77期は俺、ソニア、花村、澪田だな」

こちらのグループは77期生は少ないみたいだ。

豚神「作業本部に到着したら、発掘チームが遺物を持ってくるのを待つ。来たら作業開始だ」

豚神「開封物は開けてから中身と外側を分け、骨類は丁重に扱えよ。それから石類は分けろ……」


豚神クンのしっかりした説明を受けながら移動した。

途中豚神クンは息を切らしていたが、最後まで注意する点を伝えてくれたよ……


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