56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/08(火) 20:53:51.89 ID:HFfF56Bmo
誰かがシュートを決めたのかまばらな歓声が聞こえた。
バットがボールを捉えたいい音がした。
ケイたち二人の周りでは音はしなかった。
ケイは立ち上がるとふらりと歩き出した。
ぼくはスズのようにはなれない。そう口の中でつぶやきながら。
「どこへ行くの?」
「帰る」
「まだ授業終わってないよ」
ケイは知るものかと歩き続ける。
「結局昼休みはここで何してたの?」
最後にこの声だけが聞こえてきたので、
「星の声、聞いてた」
とだけ答えてもう後は何も言わなかった。
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